1982-07-07 第96回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第15号
たとえば、郡祐一さんというこれは内務事務官ですが、恐らくこれは現自民党の参議院議員だと思いますけれども、 第一に、国民の政治的自覚・水準が進んできていることであり、第二に、人為的な選挙運動の制限を続けることは国民の政治的水準の向上を妨げることであり、第三に、政党等の団体による平素からの国民の政治的指導や啓発を期待できるし、また多くをそこに期待しなければならないこと、第四に、選挙運動の制限が政府や
たとえば、郡祐一さんというこれは内務事務官ですが、恐らくこれは現自民党の参議院議員だと思いますけれども、 第一に、国民の政治的自覚・水準が進んできていることであり、第二に、人為的な選挙運動の制限を続けることは国民の政治的水準の向上を妨げることであり、第三に、政党等の団体による平素からの国民の政治的指導や啓発を期待できるし、また多くをそこに期待しなければならないこと、第四に、選挙運動の制限が政府や
今回、自民党が懲罰の理由としております穂積発言は、穂積君が院内発言自由の原則の上に立って、同君が佐藤総理の追随政策、自主性喪失、主権放棄の政策とみなしたものを、わが国の完全独立とアジアの平和を追求する立場から、高い政治的水準において政治的に評価したものでありまして、断じて無礼の言でも品位損傷の言でもありません。
つまり国民の政治的水準が、そういうような運動に惑わされる程度であるという実態であるからなんです。これは少くとも今までの啓発運動の効果が上っていないというりっぱな証左であろうと思うのです。法的な措置も巖重にする必要がありますけれども、同時に国民の政治的な水準を高めて、悪質な選挙事前運動に対しては、国民が冷笑を浴びせる、何ら効果が上らぬというようなところまで持っていかなければならぬと思うのです。
日本の国民の今の全体の政治的水準から見ましても、どうもあまり適当でなく、実効を上げ得るように思えないので、むしろこれをつくりますと、どうも欠陥が露呈されるのではないかということをおそれるのであります。